
(Photo:AP)
アメリカの国民行事ともいわれるNFLの王者を決める毎年恒例のスーパーボウル。42回目を迎えた今年は3日アリゾナ州グレンデールにて、シーズン開幕以来18戦無敗で勝ち進んだ無敵のニューイングランド・ペイトリオッツとナショナルカンファレンス優勝のニューヨークジャイアンツが対戦。劇的な幕切れでジャイアンツが17−14で大逆転勝利し、17年ぶりの王者に輝いた。
残りわずか35秒の大逆転劇。約4時間にも及ぶゲームタイム、しかしドラマはそのたった最後の35秒に起きた。ペイトリオッツ4点リードでの第4Q残り35秒、最後の望みをかけたジャイアンツQBマニングの13ヤードラインからのパスを受けたタイリーがタッチダウンを決め(PA成功)で17−14とし、見事大逆転勝利を収めた。
まるで映画のクライマックスを見るような信じがたいその光景に一瞬、身が固まった。こんな大舞台で、演出なしにこんなことが起きてしまう。毎回ながら、純粋にスポーツは素晴らしい〜!と心から感じた瞬間だった。
下馬評では、1972年のドルフィンズ以来の全勝優勝目前の天才QBトム・ブレディ率いるペイトリオッツ断然有利とされ、”意味のない試合”とまで言われた。ジャイアンツQBマニングは、2タッチダウンを決めMVPに選ばれた。この日スタンドから応援した昨年のスーパーボウルを制し,同じくMVPを獲得したコルツQBのペイトンは実の兄。天才QB兄弟の偉業達成に全米は湧いた。
劇的な最後のタッチダウンを決めたタイリーは、試合終了と同時に”Super Bowl XLII Champion”とプリントされたキャップを被ると、人目をはばからずに涙を流した。きっと彼の長年培ったフットボール生活の全てがそこに存在したのであろう。ただただ、そして改めて、スポーツの美しさを何度も感じてしまう夜だった。
今夜は”FOOTBALL IS BEAUTIFUL!?”かな。